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さらばあぶない刑事 × 日産



1月30日に「さらばあぶない刑事」が公開される。10年ぶりの映画でドラマスタートから30年で最後というからファンとしては待ってました!!と寂しい!!の気持ちでいっぱいだ。でも、まだ信じていない。年齢的に定年退職は避けられないが、御伽噺のようなものなんだし、なかったことにしたっていいじゃない。

ただ、自分の中で「もっともあぶない刑事」が最高傑作。それからの復活作はどうにも物足りなさがある。今回はあの80年代の原点をとても大切にした作品ということらしいから、もしかしたら「もっとも」を超えるかもしれないと期待はしているが、この作品と切っても切れないのが日産車。物足りなさには日産車が出なくなったということがあるかもしれない。

私は日産に対してあまり良いことを書いた記憶が少なく、大変に日産車ファンのみなさまには申し訳ないといつも思っているのだが、実はずっと私は日産党だった。今は心を揺り動かす車がなく、興味を持てないだけで日産が嫌いなわけではない。少なくとも高校生くらいの頃までは日産車に乗りたかった。

幼い頃の私は、日曜日に早く起きて「あぶない刑事」のビデオテープを必ず観ていた。セリフだって全部覚えていた。あれから30年が経っても「あぶない刑事」のDVDを車の中で流している。もはや、流れているだけでいい。何がいいとか言葉にできないのだ。空気が染まる感じがする。私は子どもだったので、バブルの頃は知らないが、どこかであの頃の空気感みたいなものが、懐かしく憧れてしまっているのかもしれない。

この映画で車がもっと好きになったのは間違いないが、実際のところ刑事ドラマは車が好きで見ていたと言った方がいい。あの頃、トヨタの車に関心は薄かった。確かにトヨタ車ってパッと見てかっこいい!!というのは少なかった。大人には良さが理解できるけれど、感覚的に心を掴まれる車はトヨタではなく日産だった。グロリア、スカイライン、ローレル。レパード、シーマ。将来乗りたいと思った車は日産。なのに、当時あこがれた車が無くなってしまった。

日産オフィシャルのYouTubeで「さらばあぶない刑事」の日産車トレーラーが公開された。今回の映画に登場する日産車が出て来る。現行車ばかりなのに、やっぱり胸が高鳴ってしまう。それと同時に涙が出そうになる。今回はゴールドツートンのレパードも登場するというから、本当に楽しみだ。みなさんと1月30日以降に語り合いたい。

スカイラインよりスポーティなマキシマを日本に!!



現行ティアナが早々にテコ入れされるという。もっとアグレッシヴなデザインを採用するというから、個人的にはだったらマキシマを日本に投入してはどうかと思う。

今のティアナの低迷は、個人的に需要の変化だけでないと思う。これまでティアナは一応高級車としての成り立ちを持った車だった。海外で販売される時もベースを同じくするアルティマとは異なった1ランク上の車として販売されていた。しかし、やたらと車種を増やしては統合という日産の迷走に、今回はアメリカが主力のアルティマが、ほぼそのままティアナとして販売された。かなり売れている車だが高級を売りにする車ではない。その差は特に内装に現れていると思う。ずいぶん今までの車より質素だ。また、合理化・燃費などの理由で4気筒エンジンとなってしまったのも残念なところである。

そこでどうせならティアナよりマキシマを国内投入して欲しいという話になる。現在のマキシマはフェアレディZのセダンをイメージしたデザインらしい。スポーツセダンという感じがする。素直にかっこいい!!。日産らしさが感じられる。そして今回の新型も非常に迫力のあるモデルとなっている。私にはもしもスカイラインが路線を変更しなかったら、こんなふうになっていったのではないかと思える。確かにボディサイズが大きい。でも、もはや万人ウケしても仕方ない。大きかろうが欲しい人は買う。やめる人の方が少ない。そもそもこんなセダンを今時買いたい人は珍しい存在なのだ。少々のことで諦めたりしない。かっこいいセダンが無くなった今、そうした人々は海外勢に流れている。あのマークXだって今では月間1,000台も売れない。保守的なセダンはクラウンだけあればいいのだ。

スカイラインも高級路線に行ってしまった。日産らしいセダンはマキシマで表現できる。暴力的で荒々しいイメージのセダン。雰囲気的には大排気量V6が欲しいが、日本向けにはMR16DDTエンジンがあってもおもしろいと思う。とはいえ、マキシマを投入したところで販売が伸びるとは思わない。でも、減るとも思わない。だったら、かっこいい方がいいじゃないか。レクサスESもそうだが、海外ばかりかっこいいセダンを入れて、日本には微妙な車しか入れないというのは大いに不満である。私はセダンはもうサイズから解き放たれていいと思う。世界で売れる車を日本でも売ればいい。日本向けの車はミニパンを中心にたくさんあるのだから。

日産シーマがけっこう好き



日産シーマが発売されて3年。販売台数は約3,500台くらい。成功と言い難いが、フーガのバリエーションの1つと考えれば悪くはない。シーマは初代があまりにも輝かしすぎた。子孫が苦労した車である。もちろん時代にも翻弄された。シーマの歴史を紐解けば、日産迷走の歴史がわかる。そんな気がする。

約2年の空白期間が置かれ、日産が新型シーマを企画しているニュースが飛び込んだ頃、雑誌もいろいろな予測をして楽しんだ。しかし、5代目となるこのシーマが、ほとんどフーガハイブリッドのロングホイールベース仕様であることがわかった時、落胆の声も聞かれた。

ちょうどその頃、中国ではロングホイールベースが流行しているというニュース。当然シーマも中国を視野に作ったフーガロングを国内で売る企画であり、やっぱり中国のおまけなのね。そんな気持ちも重なって私自身がっかりしたのだが、3年経って改めて考えてみると、このシーマけっこう好きなのだ。

日産にはプレジデントという車もあったが、ドライバーズセダンとしてはシーマが日産のフラッグシップ。高級車としてブランドも浸透している。限られた台数しか見込めない中で、どうやったらシーマにふさわしい車ができるのか。それを真剣に考えた車だと思う。私はこの車が登場したとき、開発担当者の話を聞いた。彼がシーマに熱い思いを持っていることが伝わった。なんとなくこの人が作った車ならいいかもしれないという思いを持った。人間意外と単純である。でも、そういう思いが伝わってくる開発者が少なくなっているのも事実だ。

もともとシーマはセドリック・グロリアの上位モデル。基本的に同じようなもの。たまたま異なるボデーを与えたら時代の後押しあって爆発的に売れただけ。今回のシーマはそういう意味では企画自体原点に戻った。フーガというベース車両をしっかり磨いて1ランク、2ランク上の商品に仕立て直そうというやり方である。それは塗装の水研ぎ、インフィニティブランドより厳しい品質チェック、25kmにも及ぶ手厚い走行テストの上で出荷など、最後のプレジデントのような情けないモデルに比べれば、ずっと時間も手間もかかった高級車だと思う。せめて、V8エンジンでも選べればカッコがついたかもしれないが、ハイブリッド1本というのも時代の流れに合っていると思うし、それ以上を望むのは酷かもしれない。

顔つきもエレガント。日本の高級車らしい。フーガと違う車に見えてしまう。だから、私はこの車にショートホイールベースが欲しいと思う。それはフーガという声もあるかもしれないが、シーマを選ぶ人はその品質とブランドにお金を支払うだろうから、競合はしないと思う。その上、プレジデントにJSというQ45まがいのショートを出したメーカーだから、今さら別にいいだろう。シーマという車が欲しいけれどロングボディは必要ない人もけっこういる。日本で使うにはちょっと大きい。そうなると、日産としてはフーガを続ける意義があるのかという話になってくる。フーガはセドリック・グロリアのユーザーを失った。日産の高級セダン販売を1/10にしてしまった失敗作だ。高級品にブランドは大切なのだ。スカイラインがここまで上級化してきた今、フーガの存在意義もなくなったと思う。次のモデルからはスカイラインとシーマの2本で勝負するのがいいと思う。

度重なるリーフの値下げに疑問

日産が電気自動車リーフの値下げを発表した。マイナーチェンジでなく、値下げの発表をするのは今回で3度目。リーフが発売されたのが2010年。価格は約376万円〜だった。2年間販売し、2012年のマイナーチェンジで大幅な進化を見せた。この際、装備などを簡略化したエントリーグレードを追加する。価格は32万円下がって約334万円〜。ここではシンプルなグレードの追加ということで言い訳も付いていた。

しかし、翌年からは思ったほどEVが普及しないことに焦ったか、度々値下げを実施している。2013年には約306万円〜と28万円もの値下げを断行。さらに2014年には約287万円〜とさらに19万円の値下げ。しかも、消費税が3%増加して安くなっている。そして、2015年には約273万円〜。さらに14万円の値下げである。今回の値下げは4月から補助金が減額「54万円→27万円」されるのにあわせてのものだそうで、14万円安くなっても補助金が半額となってしまうため、実質的には13万円の負担増になる。ただ、補助金というものを切り離して考えると、「S」グレードは2012年の時よりも61万円値下がりしている。「S」がなかった頃、仕方なく高いグレードを購入した人にとっては103万円安く買えるようになったわけである。

ただ、電気自動車と補助金は今のところ切り離せないものでもある。リーフが登場した頃の補助金は78万円。これが2015年度からは27万円になる。初期に比べて51万円の減額。全員が満額補助金を受け取ったとして、日産としては「S」グレードの場合、61万円値下げしても、実質10万円しか負担が減っていないんです。と初期のユーザーに説明できるから、あまりリーフのユーザーから大きな不満が出ていない。

しかし、安易な値下げはメーカーとユーザーの信頼関係を損なう。このように恒例行事になってしまえば、来年はもっと安くなるかもしれないと購入を躊躇する人もいる。その上、量産効果でコスト低減ができました・・・という日産の言い分は一見するといいが、だったら他の車種もそうすべきでは?と言われたらどうするのだろうか。当初の計画より売れたり、原価が低減できたのならその分を顧客に還元して当たり前という論理にならないか。普通そういうことはありえないのに、リーフの場合はアリというのは、メーカーの主張として通らない。

特殊な車ということはわかる。大メーカーが作る初めてのEV量産車であり、しかも専用車。先陣を切ってなんとしても普及させなければゴーン社長のメンツにも関わる。そういう意味では、日産としてもゴーンとしてもなりふりかまわぬ値下げを承認しているのだろう。利益の面では厳しいのは間違いない。しかし、それはユーザーには関係ない話であり、メーカーと経営者の都合。だったら最初から赤字の250万円〜で販売し続けれればよかったのだ。そしたらもっと売れただろう。

この値下げは一定の販売増加もあるだろうし、EVの普及には効果はあるだろうが、もっとも不利益を被るのは初期のリーフユーザーだ。なぜなら、中古車相場にはかなりの影響があった。3年落ちの現行プリウスの中古車をディーラーで購入するとなんだかんだで200万円近くなるのは新車が250万円するからである。たくさん売れたのでプリウス今年から200万円〜です!!なんてことしたら、そんなわけにはいかない。総額150万円で売るしかない。当然、下取り額は毎年30万円、50万円の暴落だ。いち早くリーフを購入したユーザーは大損させられたわけである。

こうしたユーザーのことを日産はどのように考えているのか。真っ先に購入し、応援してくれたユーザーを大切にできないのであれば、もう二度とこうした人々は日産のEVは買わないだろう。行き当たりばったりという感じがしてならない。
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