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スズキ 新型車6車種投入

2月18日のエブリイ発売の影に隠れて話題にもならないのが、新型SX4 S-CROSS。スプラッシュ同様にハンガリーからの国産ブランド輸入品である。年間販売目標が600台という月販と見間違う数字で、まったく売る気がないのか、売れると思っていないのか。確かに周回遅れ感ある。5年前にデビューしていてもおかしくはない感じ。軽量化やALL GLIPというAWD機構など、それなりにはがんばったものの、パワートレインにはハイブリッドやディーゼルといった目新しいものはないし、レーダーブレーキサポートも付いていない。この車は確かに乗ると悪くないし、スイフトスポーツ譲りの1.6Lエンジンは、回すとけっこうスポーティな音質でパドルシフトを操って乗ると気分はいい。地味なスタイルも新型アウトバックが小さくなったみたいで悪くない。ただ、欲しいかと言われると決め手に欠ける。やはりスズキというメーカー単独でやっていくには、厳しいか?という課題を感じた1台なのでございます。

しかし、今後スズキは国内に6車種の新型登録車を投入するという。第一弾がこのSX4で、次がセレリオと思われる。これは、1.0L 3気筒デュアルジェットエンジンを搭載するコンパクトカー。インドなどでは発売されている。スイフトよりも廉価な価格帯を担当するようで、おそらくアルトとさほど変わらない価格(100〜110万円)で発売されると思う。もちろん燃費も30.0km/Lクラスにはなるだろう。

次が先日生産開始されたビターラ。日本名エスクードだ。新型エスクードは原点に戻って、また1.6LクラスのコンパクトなSUVになるらしい。スズキは今後は2.0L以下の小型車に集約していくとはすでに発表の通りだ。ヨーロッパでは価格の安い4WDとして人気があるらしいが、日本では安いだけでは厳しい。この車も地味なスタイルで今一歩魅力に欠ける気がするも、海外仕様のデータを見ていると、レーダーブレーキサポートやレーダークルーズコントロールを設定した仕様があるようだし、日本の規制にも適合できるユーロ6をクリアするフィアット製1.6Lディーゼルもある(トルクは320Nm!!)。価格もSX4より少し安めのようだから、スズキとしてはSX4より下のクラスの車と位置づけている模様。レーダーブレーキサポートIIや、ディーゼルの4WDで現行エスクード並みの価格ならなかなか魅力的と思います。

その後は、ジュネーブショーに登場した2車種。ひとつはゴルフやアクセラクラスのスイフトより少し上級のコンパクトカー「iK-2」。そして、もう一台がハスラーの小型車版と言われているモデルだ。これはなかなか両方ともデザインとしては良さそう。特にハスラーの小型車版という「iM-4」は、レトロでモダンで日本でも売れそうだ。中身もまた話題性がある。「iK-2」は1.0L 3気筒デュアルジェットエンジンをベースに、ターボチャージャーを追加。その名も「ブースタージェット」というらしい。流行のダウンサイジングターボといえばそれまでだが、普通に考えて1.8Lクラスのトルクを発揮しながら、燃費もいいという車になるのだろうと思う。このエンジンはもちろん次期スイフトにも採用される。そして、「iM-4」に採用されるのは、「S-エネチャージ」の進化版のようだ。個人的には「iM-4」にもブースタージェットが欲しいところ。そして6車種目は新型スイフト。この6車種が2017年あたりまでに出揃うようだ。

小さなメーカーであるスズキがこのようにラインナップを増やすのには、軽自動車依存の体質から脱却したいという思いがある。確かにスイフトやソリオは悪くないが、これしかないとスズキの軽に乗っているユーザーにすらおすすめしにくい。とりあえず当面取り扱える車種を増やすことで小型車ユーザーの来店を促進したり、ステップアップを促したいのだろう。コンパクトカー市場はハイブリッドばかりに力を入れていたトヨタはいい車ない。フィットやデミオはガソリン車が話題にならないが、本当にいい車。これらは手ごわいライバルになるだろうが、スイフトの出来を考えると、スズキの小型車も期待していい。このクラスに刺激を与えられるかもしれない。

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  • 2015/03/10 1:02 AM
   

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