March 2017  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

スズキアルトターボRSを試す



本日あいにくの雨模様。ターボRSが出たら考えたいと冗談で言っていた私に、担当の営業サンが持ってきてくれた。今日はお店が休みの日ということでありがたく貸してもらうことにした。

私のアルトも3,000kmを走行し、先日1ヶ月点検を実施したところである。しかし、本当の意味での比較ができないのが残念。というのも、真冬の納車。13インチスタッドレスタイヤで乗っている私は、まだ15インチタイヤを付けたアルトに乗ったことがないのであった。

外観は見てのとおりの違い。あと細かいところではホイールが切削風の加工となっている。走りの面ではタイヤがエコピアではなくポテンザ、ショックアブソーバーがカヤバ製のRS専用品となっているらしい。エンジンルームにはストラットタワーバーが備わる。フロントブレーキはベンチレーテッドディスク式となる点などが異なる。

内装のデザインは全体的に同じでカラーがブラックでまとめられているくらい。ただ、シート表皮がスエード風というか滑りにくい素材でクッションも多少厚くなっていて、座り心地はノーマルアルトより良くなっていた。カタチは同じだと思う。

期待に胸を膨らませ、走り出すと印象は新型アルトに初めて乗った時とまったく同じ。想像していたものよりもマイルドという意味だ。新型アルトのデビュー時も650kgという軽量ボディから先代以上の軽快な走りを想像したら、意外と変わらず。軽量になった分は燃費に振ったと理解していたが、新型に慣れた頃に旧型に乗ったら、やはり新型の方が力強く速いことがわかったので、シャーシ性能の大幅な向上やボデー剛性の向上など、車そのものがとてもしっかりしたことで速さ感が遅くなってしまっていると思う。

つまり、かつてのアルトワークスのようなロケットのような加速感を期待すると、少し物足りない。これがワークスの再来?と思ってしまう。ただ、おそらくノーマル同士で競争したら新型の方が速いだろう。でも、そう感じさせないのは、格段に車がしっかりしてしまったためと考える。この車体ならもっとパワーあってもいいよなと思ってしまうから、人間は贅沢なものだ。

5AGSはエブリイのようにゆったり動き出すものではなく、スポーティなモデルに搭載できるようにチューニングされていた。エブリイはアクセルを床まで踏んでも機敏さなく、あくまで車のペースで走り出す。積載重量が大きくなった時のためだろうと思う。その点、アルトターボRSは停止からアクセルを思い切り踏み込んでも、ワンテンポ遅れたりすることなく、飛び出してくれる。変速もだいぶすばやくなっていて、スポーツ走行に支障がない程度には改善されていた。これなら満足できる人もいるだろうが、個人的にはMT派の人はもちろん、2ペダル派の人はイージーにスムーズに走ることができることが大事であり、AGSよりもCVTの方がいいのではないかと思った。もちろん2ペダル派の人でもMTのような走りができるという点は魅力だが、今後MT追加はあってもCVTが追加されることはないだろうから、個人的には購入には熟慮してしまう。

専用のショックアブソーバーを採用した足回りは、私のXグレードと比較してハードになった印象はなく、むしろ乗り心地が良くなっているとすら感じた。それよりもいいなと思ったのは静粛性である。ほとんど大満足の新型アルトだが、エンジン音がうるさいことだけが私の不満であった。それがターボRSは十分静かになっていて、なんかひとクラス上の車という感じ。何が違うのかと思ったら、エンジンルーム内部、室内側にサイレンサーが追加されていた。これだけでこんなに違うのかと思うが、アルトのエンジンルームは広々としていて作業しやすく、多少切り込みなどを入れる必要はあるかもしれないが、自然吸気にも流用できる。ドアサッシュテープを注文したが、これも追加で注文しようと思う。あとはボンネット裏に静音計画のサイレンサーでも貼れば、グッと上質感が出るはず。

ターボの力強さはとても魅力的。あっという間に80キロに達する性能は、その辺のコンパクトカーよりも刺激的。価格も税抜なら119.8万円と、最終モデルのアルトワークスの117万円から2.8万円しか上がっていない。それでいて、ディスチャージ、プッシュスタート、ESPやレーダーブレーキサポートなど、最新の装備が付いているのだから大バーゲンなのは間違いない。マーチやヴィッツのようなコンパクトカーを検討している人には、こうした車も強くおすすめできる。

しかし、これは私の負け惜しみでなく本当の気持ちだが、Xでもけっこう楽しい車だと思う。興奮度マックスになったら思わず買い替えもするつもりだったが、まだいいやと思えたのが偽らざる気持ち。ターボRSが同時発売してても、Xを購入したと思う。高速道路は確かに余裕ないものの、毎日の通勤や仕事で乗る時間を楽しくして、燃費など経済性を考えたら、自然吸気でフロント&リヤスタビライザー、15インチタイヤなどを履いて、走る・曲がる・止まるという性能が、軽の中では楽しい部類の標準車の出来の良さも同時に実感できた。

ただ、車検が来たらわからない車検まで乗ると言っておいて2年で乗り変えた私である。すくに変えたくて仕方ないという思いは持たなかったものの、3年くらい経ったらターボRSの購入をまじめに考え始めるかもしれない。その頃まで販売しているといいが・・・。確かに上を望めばキリないし、この車をいろいろと評価する人はいるだろうが、国産車の価格がどんどん値上がりしている中で、本当に限られた予算の中で、今の時代にこういう車をここまでの内容で作ってくれたスズキには、素直に感謝したいところ。あとはオーナーが自分好みにしたいならお金をかけるべきだ。

comments

管理者の承認待ちコメントです。

  • -
  • 2015/03/20 12:35 AM

いつも楽しく拝見させて頂いています。
ノーマルのアルトに試乗したことがありますが、NAでも十分な加速でした。自分が乗ってる2,000ccクラス以上の加速力だったと思います。やはり軽量化とエネチャージの効果が大きいのでしょうか。
燃費至上主義のご時世にこういったスポーツ色の強いものを出してきたスズキは素晴らしいとは思いますが、今後はS-エネチャージと組み合わせるなど、違ったアプローチも期待したいものです。

  • blink
  • 2015/03/19 1:51 PM

いい感じですね!

我が家(というか私)もヨメ車・エポックの2回目の車検時(3年後)に、アルトターボRS・4WDの購入を真剣に考えています。
エポックは、長距離で腰が痛くなるシートが不満なのと、NAにしては十ニ分ですが追い越し加速と登坂時に少しだけガマンがいるので時々「ターボあればな」って思っているところなので、140万円で買える4WDターボの軽というのにとても魅力を感じます。
各所で賛否両論の5AGSは、たぶん多少のギクシャク感があるのは覚悟していますが、私はCVTの感覚の方がどうにも好きになれないので、これはこれでいいのかもと思っています。
ただ、もし、5MTが追加されたなら、ウチのヨメはMT車OKなので、久々にクラッチ付きのクルマ買うかもしれません。
そういう、ほのかな期待を抱かせてくれるところもあるし、まぁ、軽の進化は早いので3年後は、もっといいのが他社から出てるかもしれませんが、いずれにしてもアルトターボRS4WD、とても魅力的で、僕はホントに欲しいです!

欲しいと思わせてくれるクルマが久々に出てくれて嬉しいですよ。

  • kashi-chan
  • 2015/03/19 12:31 PM
   

trackback

pagetop