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ETCなしは値上げ議論登場

国交省がETCを付けていない車に対して、平成28年度から高速道路の通行料金を値上げする検討をしているという。その理由はETCが付いていない車は、その料金を徴収するコストがETC付の車よりも5倍多くかかっていて、ETCを付けている人に対して不公平感があるというようなことがあるらしい。

確かに、この理屈は一理ある。しかし、どうも役人の考え方はおかしい。普通の民間の感覚であれば、より魅力を上げてETCの搭載比率を上げることを考える。つまり、ETCを付けるとこんなにメリットがある。安くなるということを全面に押し出し、極力値上げという言葉やイメージをもたれないようにするだろう。しかし、行政の場合には安易に値上げという言葉を使う。国民の反発も出て当然だが、学習能力がないというか、これでは進むものも進まなくなるのではと思う。

ETCがない車の徴収コストが5倍なのは、多くの車がETCを付けたためだろうから、たまにしか来ない車だけのため人員を配置するのは、そりゃ無駄にお金がかかる。単純にETCを付ければ徴収コストが1/5になるというわけではないだろうが、しかし、ETCを付けている人間に対しての優遇が最近無くなったと感じるのも事実。通勤時間帯や週末などの割引はあるみたいだが、誰もが土日休みなわけではない。その上、マイレージなどわかりにくいシステム。一応手続きをしている私も、いまいち何がどうなったらいくら還元されるのかよくわからないのだから、高齢な人などはどうしていいのかわからないのは間違いないし、そもそも知らない。

でも、反面ETCを付けていない、もっとひどい言い方をすればまだETCを付けようとしない人は、ある程度負担を強要されても仕方ないと思う部分はある。私がプレミオにETCを装着した頃、ETCはまだ珍しかったが、それでももう10年以上前。まず新し物好きな人から、こういうものは普及していくものだが、いろいろな割引制度などでこれは付けた方がいいというタイミングはたくさんあった。一番は最近の高速無料化や1,000円になった頃。この頃にはETCを取り付ける人はかなり多く、相当普及した。にもかかわらず、2015年にもなって付けない人(車)は、高速を使うつもりがない車か、使っても年に1回、あるいは数年に一度。そうでなければ、一番多いのはETCカードが作れない人だろう。

とりわけ、ETC付の車のユーザーから不満感が出るのは優遇が減ってしまっているからと言える。以前は多少待たされようが俺は安いし、という優越感が感じられた。しかし、今は現金の人がいると、待たされた挙句、金額変わらない。ETC付けてる意味がない。腹が立つのは当たり前だ(地方ではETCと一般共用が1つというのはけっこうある)。唯一のメリットの料金所のスムーズな通過も阻害されてしまえば、まったく意味がない。だから、現金の車は迷惑な存在になっている。私は、かつてETCがない車は通行できないようにすればいいと言ったことがある。なんでETCをつけた人が付けていない人に合わせないといけないのか。国の言うことを聞いてETCを付けた人を中心に考えるべきで、クレジットカードも作れないような人間は自己責任なのだから切り捨てていいと言って、かなりお叱りの言葉をいただいて、反省はしているのだが、この辺は今コンビニなどでもたくさんいろいろなプリペイドカードが売っているのだから、そうしたカードを販売することで十分カバーできると思う。

結果的に料金所が完全無人になれば、ユーザーとしては大幅なコスト削減になったわけで、高速料金の引き下げも堂々と主張できることにもなる。しかし、まぁそれにしてもETC割引はなんでこんなに減ったのか。普及したら値上げとは、あまりにもひどい。土日や祝日みたいに人がたくさん利用する時に割引されるというのも、民間的な感覚で言うと逆でしょう。全体的な交通量を把握して、少ない時には値下げして利用者を増やすというようなこともできるはず。値上げよりも、メリットで選んでもらえるように考えていくという当たり前の感覚を官僚には勉強していただきたいものだ。

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