July 2017  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

プリウスユーザーがヴォクシーHVに乗ってみた



昨年デビューした新しいノア/ヴォクシー。今さらハイブリッド仕様に乗れる機会があった。以前乗った2.0Lガソリン車も不満なく、燃費も悪くなかった。地方の道をのんびりと走っていれば、13.0km/L以上は走る。上手に乗れば15.0くらい行くらしいから、1.6tの1BOXなら上々。

ハイブリッドの燃費がいいのは当たり前。関心は走り。このハイブリッド機構はプリウスと基本的に同じ。プリウスアルファとノア/ヴォクシーは車重あるためモーターの負荷が高くなるから冷却性を高める必要があり、冷却系統が水冷式となっている点がプリウスと異なる。そのためモーター型式も異なっているが、物は変わらないと言ってもいいだろう。

1.6tで総重量が2tになってしまうこの車が、どんな風に走るのか興味津々で走り出した。しかし、トヨタのハイブリッドの個性はすごい。どんな車でもプリウスシリーズにしてしまう。カタチが変わろうが、プリウスを運転している気分になってしまった。走りは想像よりずっとスイスイ。こういう車の方がモーターのメリットが際立つ。発進がやんわりのプリウスと違って、最初からモーターをしっかり使う味付けで出足のレスポンスと力強さはいい。しかし、やはり重量のおかげかPWRゾーンまで持っていかないと期待した加速はしない。でも、アクセルの反応を良くしているので感覚的には意外とよく走ると感じる。だが、プリウスより加速時のエンジン回転が高いのは明らかだった。したがって、遮音には気を使ったようでプリウスよりも静かに感じる。だから走らない!!という印象を与えないようにしてある。正統派のやり方だ。

とはいえ、速度が上がるとカバーしきれない。でも、力は意外とある。2.4Lクラスのトルクは出ているから、坂道では思いのほか速度を維持するのが楽だし、トルクで走れば追い越しも苦にならない。しかし、ハイブリッドは急加速は苦手。アクセルを強く踏み込んだ時の加速感は物足りない。回転上げて走るならガソリンの方が軽快だ。ハイブリッドは回転を上げてもそんなにパワーは変わらない。システム出力は1.8L並みの136PSだからそんなものだと思う。ディーゼルみたいな特性と考えればいい。

80キロあたりまでの走りはハイブリッドでもなんら不満はないどころか、ストップ&ゴーが多い日本では使いやすいと思ったが、そこから先の加速はまったりになる。高速を飛んでいくプリウスはたくさんいるが、この車じゃそれは難しい。普段子どもの送り迎え、買い物、通勤と地方で毎日使うのならハイブリッドのメリットはあるが、都市部で休日中心ドライブ。年に何回かの帰省や旅行に使用程度ならガソリンで十分。高速での燃費はさほど変わらないだろうと思う。ちなみにこの車の平均燃費は18.8km/Lを表示していた。比較的短距離用途が多い人だから、都会で使った燃費と考えてもらうといい。田舎なら20.0km/Lは行くだろう。プリウスよりも15%くらい悪いというところ。

気になったのはプリウスと同じく突っ張ったようなリヤの足回り。ドン!と底付きするというより跳ね返すような安っぽい乗り味で、我が家のプリウスから6年経ってもここは進歩していない。もう少しなんとかならないかと思う。ただ、重心が低く上の重さを感じさせない。ステーションワゴンに乗っているような感じがしてくる身のこなしには感心した。ミニバンに乗っていることを一瞬忘れてしまった。

comments

   

trackback

pagetop