April 2017  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

新型ホンダステップワゴンがよかった



ホンダステップワゴン。軽自動車ファミリーにフィットファミリー以外は日本はおまけで入れてますと言いだけなラインナップの中で、日本市場のために作られている数少ない1台。

ホンダの国内販売を支える屋台骨とも言えるので、力が入った車となったと思う。このジャンルではトヨタのノア&ヴォクシーが兄弟合計だとトップセラーカー。次に日産セレナとステップワゴンが競争を繰り広げている。

近年のライバル動向は、まず日産がセレナに「S-ハイブリッド」を採用。実質マイクロハイブリッドでモーターアシストは限定的。基本的にエネルギー回生システムである。次にトヨタがプリウスのハイブリッドをノア&ヴォクシーに搭載。定評のあるハイブリッド。安心感あって300万円オーバーの価格でも販売は好調である。

では、ホンダはどう来るか。ハイブリッドではなかった。クラス唯一のダウンサイジングターボを搭載。1.5Lという排気量でこの車体を動かすことにした。同じ1.5Lといえば、ホンダにはヴェゼルの直噴+モーターのハイブリッド「i-DCD」がある。このシステム出力は150PS以上、トルクも19.4kg-m。2.0Lガソリン並みだ。しかし、ステップワゴンに搭載しなかったのは、重量的な面があるのだろう。8人乗りのAWDとなると総重量はかなりのもの。そこまで想定して開発してないかもしれない。ノア&ヴォクシーHVに8人乗りがないのも、今度のシエンタハイブリッドに7人乗りがないのも、同じ理由だと説明を受けたことがある。たぶん、そういうことだろう。

もちろん、ハイブリッドにすればその分、価格が上がるし、搭載してもトヨタのものよりも燃費や走りで魅力的なものを提供できない可能性もある。だったら、同じ土俵で勝負するより、誰もやってないことやる方がいい。今までの車と同じ価格でターボならではのメリットを活かす。最近のハイブリッド偏重主義に嫌気が差している人もいるはずだから、ターボは車好きなお父さんに魅力に映るだろう。

さて、今回友人がホンダカーズにいるよしみで、ステップワゴンに乗りに来いと言ってくれた。お言葉に甘えることにした。1時間ばかりいつものコースを乗ってきた。私は1BOXミニバンがキライ。ミニバンに乗るくらいなら車に乗るのをやめる!!と豪語していた私が、恥ずかしながらその言葉を撤回することにした。今の私にこの車は不要。でも、必要になったら買うかもしれない。負け惜しみで言えば、まだ積極的に欲しくはないが、乗っていてイヤではなくなったのは大変な進化。次の世代あたりになると、もはやセダンと大差ないドライブ感になるかもしれない。そうしたら積極的に選ぶことになろう。この10年での1BOXの進化はすごいと思う。

まず、ステップワゴンに乗って乗り心地がすごくいいことに驚く。この乗り心地は上級車種のもの。先週のヴォクシーはプリウスレベルだったが、ステップワゴンはSAIくらいと言ってもいい。これなら上級車から買い替えても不満が少ない。そして、ワインディングにやってきて一番へぇ!!と叫んだのが連続コーナー。これはもうセダンのハンドリング。思ったように走ってくれる。気持ちがいい。1BOXで大丈夫?というスピードで入ってみても全然乱れることもない。現行オデッセイは図体はでかく重たいから仕方ないが、ハンドル切ればのっそり、上モノがあとから付いてくるような不快な挙動を示し、やっぱりミニバンはダメだなと思わせてくれたが、ステップワゴンはそんな重心の高さを感じることがない。セダン感覚で乗れる。これはヴォクシーでも感心したが、改めて驚いた。

注目の1.5Lターボは、思ったより自然な特性でびっくり!!。ターボだと知っているから意識するので、知らなかったらターボだとわからないかもしれない。言い方を変えればターボらしいビュンビュン感はないのだ。でも、よく観察してみると、確かに2.0L-NAにしては3,000回転以下のトルクが太い。203Nmというトルクは2.0L並みだが、実用域のトルクは2.4L-NAと同等なのだろう。だから、坂道などでもどちらかというと、3,000回転以下をキープする方がいい。逆に0km/hからの全開加速では2.0LのNAとそんなに違うか?という感じだった。今時の特性だ。

ホンダセンシングも標識認識機能に感心。きちんと制限速度まで判別することにびっくり。さらに、レーダークルーズコントロールはやっぱり楽。長距離の負担の低減にはとても役に立ちそうだが、どうやら30km/h以下では作動しない模様。私はこういう先進的な技術の載った車を所有したことがないので、これでもいいと思ったが、確かにいろいろな人が指摘しているように、全速度対応でいいのではと思う。

それからこの車のデザインがいいと思う。スパーダではない標準車が特に良くて、白いワンピースに麦わら帽子の清楚な女性をイメージする(変態)。このデザインが安っぽいという人もいるようだが、ジャージに金髪みたいなデザインより数段いい。マイナーチェンジで変にいじくらないで欲しい。いろいろな意味で目からうろこの1台であった。

comments

   

trackback

pagetop