July 2017  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

新型ムーヴカスタムのクオリティにびっくり!!



「軽の域を超える」なんてもう使うもんじゃない。何をもって軽の域としていたのかもわからないが、言えることは軽自動車の評価はもう「軽」というカテゴリーの中にあるなんて関係ない。そんなことを考えさせてくれたのが、新型ムーヴカスタムだった。

新しいムーヴの走りは、排気量が660ccであること以外、その乗り心地や走り味はなんら小型車と劣るところがない。それどころか、これ以上のクオリティを持っている小型車がどれだけあるのだろうかと考えさせる。マツダデミオやスズキスイフトあたりくらいじゃないか。つまり、ダイハツは軽の領域を超えて、小型車と対等に戦える商品よりも、さらにその1段上のプレミアムだとか、高級という領域まで目指していることをはっきり実感する。

タウンカーとして上質な軽はたくさんある。ワゴンRをはじめ、ホンダN-WGN、三菱eKワゴン。どれも十分快適で満足。でも、この中で一番デビューが早いスズキのワゴンRは、このムーヴの前においては、もう古い。たった3年しか経っていないのに、軽の評価基準や進化が桁外れに進んでいくことに驚きを隠せない。

このムーヴに乗ると、ターボを選べばこれ1台で十分だと思う。今までだって性能的には問題なかったものの、やっぱり軽は軽。乗り心地や静粛性、長距離走れば疲れてしまうだろう。そんなことからやっぱり普通車も持ってないといけないという人もいたと思う。でも、このムーヴカスタムならそんなことも思わなくなるだろう。かなり高い満足感を得られる。

ダイハツは実質的に軽自動車専業メーカーになっている。それがいい意味でプラスとなっているのではないか。つまり、ホンダやスズキより上位の車を意識せず、軽をどんどん普通車以上のクオリティに引き上げることができる。タントの影に隠れて、少し地味な存在になっていたムーヴだが、やっぱりダイハツ車はムーヴから変わる。これからのダイハツ車の展望。これはとても期待ができる。

新型ムーヴは室内の質感の高さや、スマートアシストIIの採用など、商品力としても魅力的だし、内装などミディアムクラスの車に匹敵するものがあるが、私が衝撃を受けたのはやっぱり走りのクオリティ。ボディの剛性が高くなったとか、いろいろな理由はあるだろうが、それでも販売価格が150万円の車でここまでできるというのは何よりの証。トヨタは何をしている!!と叱咤したい気持ちでいっぱいだ。これより好ましい足回りを持ったFF車って、カムリとかSAIクラスまで行かないとダメ。豊田社長はマツダと提携するのもいいが、ダイハツの技術者にも教えを請うといいと思う。

とはいえ、唯一残念なのがエンジンだろう。KF型もそろそろ10年選手であり、度重なる改良をしているものの、開発年次の新しいスズキやホンダのエンジンと比較すると、燃費はそこそこいいものの、低速トルクが細い。3,000回転以上回さないとあまり走らない。スズキやホンダのエンジンは3,000回転以下のトルクがしっかりあって使いやすい。それを補うためか、ステアリングに「D-アシスト」と呼ばれるパワーボタンがある。このスイッチはCVTのSモードと同じという声もあったが、そうでもない。その中間という感じ。アクセルの反応を良くして回転を少し高めに保つ。このスイッチを入れればまぁまぁ不満がなくなるし、巡航状態に入ったときにすぐにOFFにできるので手間がかからない。ホンダもECONボタンをステアリングに付けるといいと思った。

結論から言えば、この車に新開発のエンジンが搭載されたら、きっと他社よりも二歩くらい抜き出るなということ。そして軽にしておくのがもったいない思い。例えば、このくらいのレベルならば1.0Lエンジンとか800ccのターボなんかが載った登録車バージョンが出ても十分魅力があるし、ライバルと戦えると思う。この車の登場はライバルにとっても、刺激的なものだろう。今後がますます楽しみになってしまうと同時に、「小型車しっかりしろ」という思いになった。

comments

管理者の承認待ちコメントです。

  • -
  • 2015/10/31 8:00 AM

管理者の承認待ちコメントです。

  • -
  • 2015/05/31 1:34 AM
   

trackback

pagetop