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全損とは -対物超過を付けとこう!!-

今日は全損から始まる違う話題にしようと思ったが、全損の話を始めたら長くなってきたので今回は「まえがき」。全損について話したい。「事故で車を全損にした」なんて聞いたことある人もいるはず。すごく大きな事故を思い浮かべるが、そうとは限らない。全損は早い話、修理するより買いなさいというケースのことである。

私が乗っているチェイサー。14年前の車。軽く追突されただけで全損だろう。部品交換に骨格修理まで考えたら35万円以上になるのは明らか。10年以上経ってる車に価値はないというのが保険会社の考え方。しかし、さすがにそうはいかないので、10万円または10%の価値は認めている。新車当時347万円。35万円という数字はそこから出る。保険修理すれば部品・工賃を1円単位で細かく保険会社は精査する。でも、明らかに車価を超える場合35万円が即決まる。これを「全損になった」と呼ぶ。だから、全損になった車の中には大したことがないように見えるものもある。なお、10万円は最低ライン。10年以上前の新車価格が100万円以下の車も10万円は出る。1ケタの全損はない。

全損になるとだいたい+10%上乗せになる。買い替え時の諸費用補助的な意味合いだ。35万円なら38.5万円。だいたい40万円あれば似たようなチェイサー買えるはずということ。実際には程度がいいものはちょっと難しい。自分に過失がない場合は、相手の保険会社になんとかならないかと言うことは必要。ある程度常識的な範囲なら条件が変わることも多い。ただし、ゴネるのとは違う。ゴネてもいいことはひとつもない。

話は戻って、保険会社も車齢が伸びている現状もあり、対物超過特約を推奨している。今や10年経っても十分現役で乗れる時代。20年近く前の車だって走っている。そんな車に追突してしまったら困るのは自分。このご時世、いきなり車を買い替えろなんて無理な話。絶対修理してもらうと主張されることも多い。そうなると価値を上回る部分の修理費用は自分が賠償しなければならない(対物無制限は無制限に出るという意味ではない)。だから対物超過は絶対に付けておくことをおすすめする。この特約があれば、価値を超える部分も保険会社が出す。最大50万円が相場だ。10万円の価値も無い車でも修理する場合に限って60万円まで保険が出るイメージ。安心だ。

しかし、もちろん一律に全部10%で処理されるわけではない。保険会社もその辺はしっかりと調査している。私の車は相場がない。だから10%のいい例として使った。車両保険を付けようと思っても40万円までしか付けられない。いくら保険料積んでも14年前のチェイサーに100万円は不可(ツアラーVなら違うと思う)。そりゃそうだ。なんぼでも掛けられたら安い車に保険かけて潰すことを考える人間が出て来てもおかしくない。けれど、10年落ちでもクラウン、ランドクルーザーやハイエースは10%ではとても買えない。車両保険が付けられる額も100〜200万円だろう。こういう車の場合はそちらが基準になることを付け加えたい。

○全損になった車は?

全損=廃車というイメージがあるだろうが、実際はそうではない。対象の車両の損害額が価値の全部に到達したという意味であって、乗り続けることに制限はない。きちんと修理してもらって乗り続ける人も多い。その場合、以降の保険がかけられないということはないし、再度不幸にも事故に巻き込まれてしまっても、過去に全損になったからという理由で賠償されないということもないので安心して欲しい。
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