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高齢者の運転免許改革は急務

痛ましい事故が起きてしまった。認知症の高齢者が2名を死亡させてしまう交通事故。ここでも、以前から高齢者の運転免許制度の改革が絶対に必要と訴えてきたが、再度声を上げたいと思う。もちろん、認知症はドラッグや飲酒とは全然違う。老いれば誰でもなる可能性がある病気。本人に自覚や判断能力もほとんどないことも多いので、悪質と片付けることはできないと思う。けれど、高齢化社会において交通安全に限らず、絶対にあってはならないのが高齢者が若い人の命を奪うこと。高齢者に優しい社会はけっこうだが、行き過ぎると高齢者と若者との間に敵対心を生む。こうしたことはやはり国が先頭に立って、ともに前向きな気持ちになれる社会を作っていかないといけない。

今回、こういう事故が起こってしまったが、これは偶然かつ不運にも起こったものではない。これからますますこうした事故は増えてくるのは間違いない。明日は自分が犠牲になるかもしれないという意識を国民全体が持つ必要がある。やはり、早急に認知症と診断された人の運転を制限できるような法律を整えるべきだろう。その場合には飲酒運転を黙認した時と同じように、家族に対しても罰則を何かしら考えないといけないかもしれない。

同時に運転免許の更新を、より厳しくする必要もある。更新期間を短くすることも考えられる。このように検討できることはたくさんある。また、以前から述べているように、自分の住んでいる市や県に限定した地域限定免許の新設、軽自動車限定免許の復活、安全装備の限定(誤発進抑制制御、自動ブレーキ付のみ許可など)、高速不可もETCを活用すれば実現できる。そのためには一般の窓口を廃止して、ETCがないと高速が走れないということになってもいいと思う。あわせてプリペイドタイプのETCカードも発売すればいい。

ただ、こうしたいろいろなケースを考えても認知症の事故はなかなか防げない。よって、車を没収するなど、ある程度の強制力をもって対処できるようにしないといけない。もちろん、単に自動車を奪うだけではいけない。地方の生活環境の改善は緊急課題である。安倍内閣は観光地での用途に白タクを認めるような検討をしているそうだが、こういうところに限って認めてはどうだろうか。都会で他人の車に乗るのは怖いが、何十年も付き合いがある人、子どもの頃から知っているなど、田舎の良い面を活かせば、けっこううまく運用ができないだろうか。若い人もガソリン代を稼ぐため、どうせ出かけるならついでに乗せて行ってあげるなどするかもしれない。この場合、使用する車は届出を必要とし、国が任意保険と同等の補償を備えた自賠責保険を新たに新設すればいい。届出をした車は、その自賠責に加入しないと車検は通らない仕組みだ。任意保険が必要なら車両保険のみ入る。バスや電車を走らせようとしても無理がある。国や行政が低コストで地方の交通環境を整備するためには、自家用車の活用しかない部分はあるだろう。
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