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中古車メーター巻き戻しが再発

大昔、私もまだ子どもの頃、中古車のメーター巻き戻しが横行していたことは知っている。当時はけっこう簡単に距離の偽装ができたらしい。しかし、90年代末からメーターが簡単に巻き戻すことができないデジタルタイプのオドメーターになったし、車検証に走行距離が記載されるようになったりで、防止策が取られ、ほとんどそうした犯罪を耳にすることもなくなったが、最近になってそうした悪徳業者がまた出てきたという。

イモビライザーでさえ、突破できる世の中。メーターを巻き戻す機械を作ることは可能だろう。しかし、車検証に記録が残ることはどうしようもないはずだった。だが、ここに盲点が。車検時の走行距離表示。念を入れて過去2回分記載されているのは良いのだが、突然ヘンな距離になってもハネられることがない仕組みになっていた模様。つまり、158,000kmの記載が、今回25,000kmになっていても、そのまま通ってしまう。結果、25,000kmで通して、30,000kmでまた通せば、158,000kmの記載は車検証から消えてしまうというわけだ。これで素人は完全に騙されてしまう。というよりも、そもそも車好きでもない普通の人が、車検証をじっくり見るかというと、見ていないだろう。

前回よりも走行距離が減少するというのは、通常ありえないことである。悪いことをするやつが一番悪いとはいえ、そうしたおかしなことが通ってしまうというのは、やはり行政側にも不備があったと判断されても仕方ない。今後は、メーターの距離が減少することがあった場合には、車検が通らないようにすれば済む。故障等によるメーター交換などは致し方ない。しかし、通常まじめな自動車屋なら交換履歴を記録簿に記載。合算した上で申請する。それがわからない場合には、減る前の距離が永遠に残る仕組みにするだけで、ほぼこういうことを防ぐことができる。

とりあえず、我々がこうした悪徳業者から身を守る方法は、車検証をチェックするしかない。いくら距離が偽装できたとしても、車検証には車検を取った日にちが残っている。したがって、前々回から1年も経たずに車検を取っている車はかなり怪しい。半年以内でしかも同一県内は、ほとんどクロだと思っていいだろう。通常、中古車を販売するにあたって、1年以上車検が残っている車を、また車検取り直して販売することはないからだ(1年以内はありうる)。販売する側からすれば余計な諸費用がいらないので、利益を乗せやすい。

しかし、こうした対策を採ったとしても、問題は車検期間ではなく、走行距離にあるので、1年以上寝かせてから車検を取るヤツも当然出て来る。そういう意味で、やはり距離が減った場合には、その事実が消えないようにするしかない。
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