July 2017  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

果たして安いか? 注目のサブディーラーを徹底分析

こういうホームページを運営していると、各地の方からご相談もある。いろいろなお店の情報も入ってくる。もちろんそういうお店は独自の努力で魅力的なプランや乗り方を生み出し、ディーラーにはできない存在意義のある素晴らしいお店が多い。

ここ数年よく耳にするようになったのが、東京のサブディーラー。ここも近年大変伸びている素晴らしいお店のひとつ。サブディーラーは業販店とも呼ばれ、メーカーに縛られることなく、いろいろな車を扱っているお店を言う。こうしたところは、ディーラーから車を仕入れてお客さんに販売する。

価格はディーラーで値引きした価格と同等で売れるようになっている。大抵は決まったディーラーと取引しているケースが多く、たくさん買ってくれる顧客という位置づけ。お客さんが限界値引きをして買うよりも安く仕入れているから、特別割高になることはない。軽自動車業界では業販店はむしろ主流。スズキは70%、ダイハツも50%はディーラー以外が販売している。スバルやマツダなど小規模なメーカーもディーラーをたくさん設置できないため、こうした販売網を活用している。

しかし、トヨタはちょっと違う。ディーラー主義。これだけたくさんお店もあればよそで売ってもらう必要はない。地域によってはサブディーラーに売ってくれないところさえある。そこにあえて切り込んだ点は、誰も今まで考えなかったという点で、このお店が伸びている理由だろう。おそらく少しずつ実績を積み重ねながら、ディーラーも無視できない存在になった。それまでには相当な努力をされたことだろう。トヨタ車を中心に売るという大変珍しいサブディーラーとして名を馳せるまでになった。

このお店の販売方法は独特だ。ナビやETCなどのセットプランしかない。今の時代はナビを付けるのは当たり前。需要に合っているといえる。トヨタ車は人気ゆえ、転売目的を防ぐためにナビなしプランはできないといった文言もある。なるほど、それを付けてもらわないと、値引きはできないということなのだろう。そこで、プリウスを例に少し計算してみる。売れ筋の「S」の価格は248万円。パイオニアのサイバーナビを付けたプランでは、ETCとフロアマットのセットで249万円となっている。なお、フロアマットは純正ではなくオリジナル。これらのセットで23.9万円となっている。そして値引きは21.9万円となる。新型プリウスが22万円引きならけっこうすごくない?ということになる。大変うまくやっている。

装備されるナビの相場を見ると、おそらく10万円程度。ETCはとフロアマットはどちらも5,000円くらいだろう。約24万円のセットということは、ここで13万円稼いでいるので、車からの値引きは8万円くらいということになる。真相はごく普通。ミニバンなどは後席モニターなどをセットにして利幅を20万円くらい稼いでいるので、15〜20万円くらいの値引きという計算。ディーラーの方が安くなることはあるから、かなり収益性は良いのではないかと予想する。

こうした売り方は以前からあったが、大抵は調べても価格がまったくわからないエアロパーツや、どう考えてもいらないドレスアップ商品などを、ありえない価格で積み上げて、30万円引き!!とか50万円引き!!とやっていた。ほとんどそうしたお店はつぶれている。しかし、このお店は価格は特にびっくりするものではないが、今一番大切な明朗さがある点が人気の秘密だと思う。その上、価格設定や値引きも非常に現実的なものとなっている。諸費用が安いのもポイントだ。ローンの金利2.5%というのも地方なら驚かないものの、関東地区なら相当安いはず。

そういう意味では、こうした装備が必要でローンを組むというタイプの人にとっては、かなり魅力的なお店であることがわかる。ただ、現金派の人ならディーラーでしっかり値引きしてもらった方がいい。そのあたりの計算はしっかりされることをおすすめする。
pagetop