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乗れば乗るほど悩ましいプリウス

今日は新型プリウスで朝から出張。ほぼ一日300kmほど走ったのでございます。乗ったのは「S "ツーリングセレクション"」。

年末に試乗。それからも数回ほど短距離乗りました。そして今回ようやく一日過ごすことになったのですが、乗るたびに私は悩んでしまうのでありました。もちろん、新型プリウスは先代に比べて、とても良くなったことは間違いなく、その評価に変わりはないものの、乗れば乗るほど「飛びぬけて素晴らしいわけではないかも」という自問自答。

第一印象は「おお!!」でした。「いいじゃない!!」と素直に感じるも、慣れてくるにしたがって、当たり前ですが「The PRIUS」という感じに。これはプリウス以外の何者でもなく、だんだんプリウスにしか思えなくなってきたのであります。もちろん、これから帰って我が家のプリウスにも乗ってみたいところですが、トヨタのハイブリッドシステムが車の性格の大半を決めているような気がして、どんな車でも同じように感じてしまう面は致し方ないのかなぁと思うところ。

今回は聞こえてくるサウンドも先代と同じ。エンジンが同じなのだから当たり前です。もちろん、多少の違いはあるものの、アクセルを踏み込むと同じ音質。動作も基本的にはプリウスユーザーからすれば、なじみのあるもので、特に新しさはありません。

乗り心地がよくなったこと、セダンらしい運転したくなるような低い位置のドライビングポジション、静粛性など先代ユーザーとして改善して欲しいところは完璧に良い。文句を付けたくなるようなところもない。けどすごく魅力的で、どうしても今すぐこれが欲しい。買い替える必要が無いけど、買い替えたいというほどのインパクトは感じなかったというのが本音なのでございます。もちろん、これから車検を受けるとすれば次は9年。普通の我が家の買い替えスパンで、次もプリウスにする可能性は非常に高いと思います。でも、飛びつくのはとりあえず保留にしとこうかというのが私の結論。もう飛びつく時期と言えないかもしれないですが。

大きく変わったなというのは、モーターのみで走行するシーンが圧倒的に増えたこと。今までは信号待ちからスタートすると、必ずエンジンは始動していたのが、バッテリーがあれば50キロくらいまでEVと同様、モーターのみで加速します。エネルギーの回生も早い。そしてトヨタセーフティセンスPはやはり魅力。レーダークルーズコントロールはやっぱり欲しい。これはいい。スバルのアイサイトと違って、停止してもブレーキ保持をしてくれます。なので、ペダル操作なしで目的地に行けてしまう。復帰に時間がかかるのは焦りますが・・・。あと先行車がいないときにクルーズをやめてしまうのは不満。そして、レーダークルーズで走ってきて、最後のメッセージが「走行が不安定です」。いや、君が操作してたんだぞと笑える一幕も。

けれど、レーダークルーズのために買い替えるというのは、やはりそこまでの動機にはならないでしょう。第一印象はすごくいいのですが、やっぱり長く乗ってみると、清水草一さんの「全部がちょっとずつ良くなってるけど、今のプリウスに乗ってる人が、すぐに買い替えたくなるとは思えない」という感想は実に適切。ただ、トヨタの車作りが変わったことはよくわかります。これはスタート。まだまだ応援したいと思います。というわけで、プリウスというブランドやドライブ感が変わらないことを求めるなら、迷わず新型オススメ。けれど、次は何か違う、新しい物を買ったぞ!!という感じが欲しい人には、よくよく乗ってから購入されることをおすすめします。そういう人はSUVというカタチやアイポイントなどから、新しいもの買ったという感覚がよく伝わってくる「C-HR」か、1年くらい遅れてデビューする予定の「PHV」を待つのがベスト。我が家もそうしたいと思います。

いや、とてもプリウスはいい車です。本当に文句を付けたくなるようなところがないのです。全然違う雰囲気にしなかったのは、トヨタらしいところ。これだけ多くいるプリウスユーザーに対して、まったく違った感じにしてしまうのは、逆に不親切。違ったものを求める人には、これからいろいろな選択肢を出してくれることでしょう。
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