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やっと乗ったぞ!! 新型アルトワークス

 新型アルトワークスに徹底試乗!!

 → 思ったこと

古典的な楽しさと、現代的なクオリティ・エコ性能を両立させた21世紀にふさわしいアルトワークスとなっていた。

うるさい? けっこうスパルタン? 評判は心配無用!! 日常用途に十分使える快適性。標準車よりむしろ上質な乗り味にびっくり。

乗ってわかった「いまマニュアルに乗る」理由。



○古典的+現代的で新しい楽しさを生み出した新型アルトワークス

諸事情があってハスラーに買い替えた私。そんな中でデビューしたアルトワークス。クルマ好きの注目度は抜群。私自身、アルトに未練があるから興味津々だけど、さすがに当分買い替えない(られない) !! 誘惑を避けていた。感想が遅くなってしまった。

ワークスといえば「走る楽しさ」第一。けれど、私が思ったのは意外にエコカーじゃないか。たとえば、市街地を走る。軽量なボデーにNAでも低速トルクが豊かなエンジンのおかげで、ほとんどブーストインジケーターを光らせることなく走れる。アクセルワークをうまくやれば、巡航時の瞬間燃費計は30.0km/Lを超える。アルトに長く乗ってきた者として感覚的に平均燃費20.0km/Lをキープできると確信。もちろん、低速域の俊敏さもアルトワークスの魅力なのだが、自分の使い方次第でエコカーにもできる。激しいだけじゃない二面性に現代のワークスらしさが見えてくる。

ただ、ちょっとその気になれば性格は豹変する。誰でも思わず声を上げてしまう。この車を買えば毎日「あぁ買ってよかった」と思うだろう。加山雄三の歌でも口ずさみたくなる。この車で通勤できる人は幸せだなぁ。これまで私はダイハツコペン、ホンダS660にもまる1日乗ってきたが体感的にはワークスが一番速いと言える。しかも、一番燃費がいい。こんな最高なことはない。その上、アルトワークスには大人が4人ちゃんと乗れて荷物も積める。乗り降りだってラクラクだ。庶民の味方を標榜するスズキの「軽スポーツ」に対する回答として満点じゃなかろうか。


○元ノーマルアルト乗りは思う。スパルタン? いやいや上質だ。

アルトワークスの試乗記事は、だいたい速いと書いてある。そして必ず乗り心地がハードと書かれている。また、動画では騒々しいという評価もある。アルトワークスだもの。そりゃスパルタな車だろうと視聴者は納得する。私もそう思っていた。特に騒音は想定内。なぜなら、私が乗っていたアルト。はっきり言ってうるさかった。不満の少ない車だったが、これだけは平均以下だった。ハスラーに買い替えて一番うれしいのは静粛性が快適なレベルになったこと。そのくらい音は気になれば気になる。

しかし、アルトワークスはノーマルアルトと比べれば明らかに静か。これなら全然いい。エンジン音、ロードノイズなど不満に感じられた標準車の弱点かなり克服されている。ハードな乗り心地、回転を高く維持して乗る可能性が高いことなど、そういったことにきちんと対処している。ただ、上級車から乗り換えるとうるさく感じてしまうのはそれは仕方ない。だが、アルトと比較すれば1段上の車。上質感すら感じてしまった。時速100キロ時のエンジン回転は5速でも4,000回転。けれど、タコメーターを見てそんなに高いのか!!と気づく。そのくらいのレベルに抑えられている。

乗り心地も確かにスポーツサスなのだが、ワークスの足は硬いだけではない。底付きすることもなく、段差でガタン!!とダイレクトに振動が伝わることもない。ひとつひとつの動きがきちんと一度で収束する。コストはそんなにかけられないだろうが、まさに予算がない中で最善のものを作ってきたスズキの職人技が光ると言える。ハードだハードだという恐らかしが多いものの、乗ってみれば最初こそ少しハードだが、慣れればまったく問題ないと思う。スポーツカー歴がほとんどない私がそう思うのだから大丈夫だろう。スパルタさで言えば、アルトバンなんかの方がはるかに上。ワークスは上等です!!


○ワークスに乗るならマニュアルを!!

2ペダル好きの私が珍しくワークスに乗るならマニュアルだと思った。シフトのカチッとしたところも魅力だし、自分で操る楽しさ、いろいろとゴタクを並べればなんだって言える。けれど、本音はワークスの存在意義はマニュアルだからだと思ったため。実際、ワークスに乗るまでは私自身、自分が購入するなら5AGSかなと思ったりしていた。だが、ワークスとの時間も終わりに近づくにつれて、やっぱり買うならマニュアルと結論してしまう。

その理由はチューニングに違いがあるとはいえ「速さ」という点で、ワークスとターボRSに、ものすごーく大きな差があるとは思わなかったこと。それだけターボRSも速さ感があるということなのだが、だからこそ、ワークスの魅力を見出すとすればマニュアルの一点と言っても過言ではなくなる。レカロシートだけに20万円は払えないではないか。2ペダルで乗りたくて、時に刺激的な走りも欲しいということなら、ターボRSで十分。あれだってスポーティだし、日常使用の快適性ならワークスより上である。


新型アルトワークスは、標準のちょっとスポーテーなNAがあって、2ペダル専用のターボRSがあって。その上で登場したからこそ、目指すところが明快ないい車となった。2WDの価格は150万円。ベース車と比較するから高いような気がするも、決して内容を考えれば高くはない。リセールバリューだって抜群にいいだろう。欲しいと思ったら、迷わず購入した方がいいと思う。私もいつかそんな日が来ればいいと思いながら、ハスラーに乗り込んだ。ハスラーものんびりいい車です。
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