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果たして安いか? 注目のサブディーラーを徹底分析

こういうホームページを運営していると、各地の方からご相談もある。いろいろなお店の情報も入ってくる。もちろんそういうお店は独自の努力で魅力的なプランや乗り方を生み出し、ディーラーにはできない存在意義のある素晴らしいお店が多い。

ここ数年よく耳にするようになったのが、東京のサブディーラー。ここも近年大変伸びている素晴らしいお店のひとつ。サブディーラーは業販店とも呼ばれ、メーカーに縛られることなく、いろいろな車を扱っているお店を言う。こうしたところは、ディーラーから車を仕入れてお客さんに販売する。

価格はディーラーで値引きした価格と同等で売れるようになっている。大抵は決まったディーラーと取引しているケースが多く、たくさん買ってくれる顧客という位置づけ。お客さんが限界値引きをして買うよりも安く仕入れているから、特別割高になることはない。軽自動車業界では業販店はむしろ主流。スズキは70%、ダイハツも50%はディーラー以外が販売している。スバルやマツダなど小規模なメーカーもディーラーをたくさん設置できないため、こうした販売網を活用している。

しかし、トヨタはちょっと違う。ディーラー主義。これだけたくさんお店もあればよそで売ってもらう必要はない。地域によってはサブディーラーに売ってくれないところさえある。そこにあえて切り込んだ点は、誰も今まで考えなかったという点で、このお店が伸びている理由だろう。おそらく少しずつ実績を積み重ねながら、ディーラーも無視できない存在になった。それまでには相当な努力をされたことだろう。トヨタ車を中心に売るという大変珍しいサブディーラーとして名を馳せるまでになった。

このお店の販売方法は独特だ。ナビやETCなどのセットプランしかない。今の時代はナビを付けるのは当たり前。需要に合っているといえる。トヨタ車は人気ゆえ、転売目的を防ぐためにナビなしプランはできないといった文言もある。なるほど、それを付けてもらわないと、値引きはできないということなのだろう。そこで、プリウスを例に少し計算してみる。売れ筋の「S」の価格は248万円。パイオニアのサイバーナビを付けたプランでは、ETCとフロアマットのセットで249万円となっている。なお、フロアマットは純正ではなくオリジナル。これらのセットで23.9万円となっている。そして値引きは21.9万円となる。新型プリウスが22万円引きならけっこうすごくない?ということになる。大変うまくやっている。

装備されるナビの相場を見ると、おそらく10万円程度。ETCはとフロアマットはどちらも5,000円くらいだろう。約24万円のセットということは、ここで13万円稼いでいるので、車からの値引きは8万円くらいということになる。真相はごく普通。ミニバンなどは後席モニターなどをセットにして利幅を20万円くらい稼いでいるので、15〜20万円くらいの値引きという計算。ディーラーの方が安くなることはあるから、かなり収益性は良いのではないかと予想する。

こうした売り方は以前からあったが、大抵は調べても価格がまったくわからないエアロパーツや、どう考えてもいらないドレスアップ商品などを、ありえない価格で積み上げて、30万円引き!!とか50万円引き!!とやっていた。ほとんどそうしたお店はつぶれている。しかし、このお店は価格は特にびっくりするものではないが、今一番大切な明朗さがある点が人気の秘密だと思う。その上、価格設定や値引きも非常に現実的なものとなっている。諸費用が安いのもポイントだ。ローンの金利2.5%というのも地方なら驚かないものの、関東地区なら相当安いはず。

そういう意味では、こうした装備が必要でローンを組むというタイプの人にとっては、かなり魅力的なお店であることがわかる。ただ、現金派の人ならディーラーでしっかり値引きしてもらった方がいい。そのあたりの計算はしっかりされることをおすすめする。

軽商用車も大転換の様子

軽自動車メーカーにとって商用車は悩ましい。日本に軽バンや軽トラは無くてはならない。ダイハツやスズキは両方で年間10万台は売っている。販売店にとっても売れ筋。けれど、単純に10万台といっても今の形態では専用の車台や縦置きのエンジン、ミッションなどを必要としているので古いものを使い続けないと利益が出ない。軽乗用車は内外装は違えど中身は使いまわしているから、たった1車種のために作るには、専用のものが多すぎるというのは否定できない。

今まではそれでも改良を重ねてなんとかなったが、軽商用車にも高い衝突安全性が求められるようになってきたし、横滑り防止装置、さらに今後は自動ブレーキなど先進安全装備も義務化されそうである。スバルは選択と集中という目的があったが、三菱まで赤字になってしまうと軽商用の自社生産をやめてしまった。スズキはマツダ、日産、三菱という軽商用を扱うほとんどのメーカーで売ってもらえるため、これまで通りのレイアウトで今後の法規に対応できるよう大幅に刷新したが、ダイハツやホンダは現状のボリュームではなかなか厳しそうだ。

そのため、軽商用車もFFベースでやってみるという動きは加速しそうである。とりあえずバンからスタートするのだが、乗用車をベースに開発することになったという。確かに双方ともトラックはフルモデルチェンジしたが、バンは手が付けられていない。これまで室内の広さという点で課題があったが、N-BOXはバモスより背が高くて広さだって遜色ない。ウェイクなんてアトレーより広いレベル。どうしても1BOX型にこだわる必要はなくなってきたのかもしれない。

ダイハツは今年中にもFFの商用車を出してくるらしい。個人的には様子を見るためハイゼットカーゴも併売すると思うが、こうした車を使う人がみんなフルに空間が埋まるほどの荷物を積んでいるわけではないし、FFベースになれば乗用モデルに近い快適性やドライブ感覚も期待できる。燃費も良くなるはずだ。スズキは多段ATを起こすほどコストをかけられないので、考えられる最善の方法として、5AGSという苦肉の策(?)に出ているが、FFベースならCVTとの組み合わせも可能。乗用とベースを共用できれば、価格設定も抑えられるし、背の高さを変えるだけでミラバンと統合できる。ミラとハイゼットの中間的な高さの新ジャンル商用だってあり。

それに、ユーザーにとってはもうひとつメリットがある。私の住む山陰では奥地の人以外、自家用車はほとんどFF。特に困ることはない。4WDは少数派である。けれど箱バンは4WDが大半だ。年に何回か積もる雪に対して後輪駆動では困るからだ。しかし、FFなら中途半端に雪が降る地域のユーザーはわざわざ高いお金を支払って4WDを買わなくてもよくなる。そうなると、俄然魅力が出て来る。この動きに対してスズキがどういう手を打ってくるか。これはこれで興味がある。

それにしても箱バンがFF化したら、軽トラだけのために車台やエンジンを用意することはできなくなる。ここまでやるなら、将来的には軽トラもFFベースになると考えるのが自然な気がする。長年特に進化のなかったジャンルの車だけに、この転換点はそれなりに私は歓迎したいと思っている。どんな風になっていくか楽しみだ。

トヨタが切磋琢磨する体制に変わるか

トヨタは、同じメーカーの中にきちんとした序列がある。とても日本的で受けていた面がある。でも、時代は変わって弱みにもなってきた。

収入が上がったり地位が高くなったからといって高級車に乗るとは限らない時代。多様性やエコなど車を選ぶものさしは人それぞれ。この車はあれより下だから、これより上だからという車作りをしていては競争力を失ってしまう。

昨年業務提携をしたマツダはとても理想的な車作りをしている。価格が安いからといってわざわざクオリティを落としたり、上の車を食ってしまうことを恐れない。アテンザに乗ってもデミオに乗っても、きちんと共通した流れやクオリティがある。細かいことを言えば静粛性や乗り心地など違うが、デミオに乗って、やっぱり安い車だからとがっかりさせたりしない。

私は昨年からトヨタのそういった車作りはやめて欲しいなぁとつぶやいていた。探して見つけたのが昨年のTwitter。この他にも、小型が上級車を食って何が悪い。小型車部門と上級車部門が競争すればもっといい車ができるはず!! そんなことを私なりに述べさせてもらっていた。カローラハイブリッドがプリウスより良くて何が悪い。そうなったらプリウスの開発陣はもっといい車を作ればいいだけ。

トヨタは今回カンパニー制を導入するそうだ。小型、商用、上級、レクサスといった部門別に社長のような位置づけとなるプレジデントを置き、それぞれ競争させる仕組みを導入するようだ。上下関係にとらわれない車作りをしようとしているのではないかと考える。まだまだ成果は数年先になるだろうが、古臭い車格なんていう言葉に縛られることのない、のびのびとした車作りをして欲しいと念願している。

いいぞ!! トヨタC-HR

コンセプトモデルは度々登場。プリウスベースのSUVが出るぞと言われ続けて、そろそろ3年くらいになる気がするが、ようやくその姿を現してくれたのが、ほぼ市販版「C-HR」。

なんだかとても存在感のあるスタイリングだが、サイズは意外と小さくて、全長は4,350mm。幅は日本ではちょっとワイドすぎる1,795mmとなっている。とはいえ、このサイズ。SUV販売で独走中のホンダヴェゼルとほぼ同じ。まさかストリーム VS ウィッシュの再来? そんなことも頭を過ぎる。近年トヨタはコピー商品のようなものを出してくることは少ない。純粋にいい車を作ろうという意気込みは感じる。パクリというような議論にあけくれた若い頃もあったが、今は私自身そんなことに興味がない。ただ、新しい選択肢が増えることを歓迎する。この車もトヨタの解釈があると思うし、世界中でもっとも売れ筋のジャンルでもある。

この車のパワートレインは3つ用意されるらしい。メインはプリウスと同じ1.8Lハイブリッド。これにE-Fourタイプもあるという。ただ、この車はプリウスのようにハイブリッド専用車ではない模様。オーリスに搭載された1.2L直噴ターボ仕様も設定される見込みで、こちらも日本に導入される可能性が高い。こちらもAWDがあるらしい。そして、国内導入は微妙だが、2.0Lの普通の4気筒バルブマチックもあるらしい。こちらはFFのみ。低価格担当になるのだろう。私は日本にもあっていいと思う。

現在、我が家ではプリウスの購入も検討しているが、この車も大アリという気がしている。おそらくヴェゼルと対抗するために価格設定は似たようなところになると予想。つまり、ハイブリッドのメインモデルで250万円前後。プリウスと同等とも言える。ガソリンターボがどうなるかわからないが、オーリスがけっこう高いことを考えると、価格面ではあまり差がないかもしれない。となると、ヴェゼルのガソリンタイプに対抗するのは、2.0Lという可能性もある。

なかなか悩ましいところで、価格差がけっこうあるのなら、それほど距離も走らなくなったことを考えると、2.0Lでいいと思ってしまう。日々のガソリン代は増えるが、価格差分ほど得はしないと予想されるためだ。雪深い地域ではないから、FFで充分。トヨタセーフティセンスPが付いていればそれでいい。ただ、ガレージがかなり厳しい。チェイサーとプリウスが並んでいても、狭いというのに、さらに5cmも広くなってしまうと助手席側から乗り込むことはできなくなりそうだ。車庫入れも多少心配。土地は十分にあるのに、カーポートが小さいものだから、まったく困ってしまう。急いだこともない。車検が来たら手放して様子を見ればいいから、この車も真剣に検討したいと考えている。

アルトと過ごした1年を振り返る

昨年発売前に注文し、ものすごく気に入っていた私のアルト。今月末に手放すこととなった。決してアルトが良くなかったというようなマイナスの理由での乗り替えではない。このことははっきりと強調したい。できるならこのまま乗っていたいと今も思っている。

ただ、あれだけアルトを毎日のようにベタ褒めしておきながら、1年でやめるとは無責任な感じがして、ものすごく申し訳なく思っているのも事実。やむをえない事情があり、もう少し背が高くてラゲッジの広いクルマが必要になってしまったのだ。理由はTwitterにも書いたので割愛するも、実はその直前にアルトターボRSの下取りがありそうで、見に行く!! 買うかも!! とスズキの営業さんにお話していた矢先。いろいろ思い描いていた夢は消えてしまった。

結局、四角くて広さもあって、ラゲッジの汚れにも強いということで、ハスラーGグレードの中古車を契約。S-エネチャージが出た時に使われた試乗車アップ。新車も考えるも、考え出したらキリがない。改めてカタログ見たらハスラーの価格は絶妙。「G」が基本になるものの、2トーンカラーかディスチャージか考え出したら止まらない。ちょっと足して「Gターボ」。だったら装備を取って「X」か。ここまで出すなら「J STYLE II」。欲はとめどない。冷静になれば「G」だって十分以上。あるものに乗る。納得の上、決めてきた。ただ、S-エネチャージ付は幸いなこと。タイミングが良かった。

今日は私のアルトとの1年を振り返りたい。

納車されてから1年で15,000kmオーバー。アルトエコは2年で2万キロだったので50%増となった。チェイサーの出番が圧倒的に無い1年。休日のお出かけもアルトだった。軽だから普通車より疲れるのは間違いない。けれど、運転するのが楽しみ。ここがアルトエコと決定的な違い。エコは実用車として素晴らしかったが、節約する以外の理由で乗りたいとはあまり思わなかった。でも、新型アルトは乗りたくなる車。一番遠くだとかつて住んでいた奈良県までチャレンジした。さすがにこれはけっこうつらく、もうないなと思ったものの、神戸くらいまでだったら全然OK。高速を走ってもスタビリティもよく、まったく不安感なし。シートが格段に良くなったので、遠出する気になる。アルトエコが山陰地区の移動専用に対して、新型は中国地方全域までOKというイメージ。そのくらい良くなった。これならリッターカーはいらないと思った。

ただ、最初から今まで気に入らないところもある。メインユーザーである年配女性をターゲットにしすぎたため、ドライビングポジションが合わなかった。ステアリングに合わせるとペダルが近い。ペダルに合わせるとステアリングが遠すぎる。これが極端。どうにもならない。背の低い人じゃないと合わないのだ。「X」にはチルトステアリング、シートリフター付いていたが、ありとあらゆるポジションを試したものの、結局許容範囲にならなかった。先代アルトはそんなことはなかった。どうしてこうなったのかと思う。そして、もうひとつが遮音性。びっくりするほどの軽量化で致し方ないが、エンジン音は先代の方がだいぶ静か。うるさくてたまらないということはないものの、音楽を聞く気にならず、ラジオばっかり聴くようになった。ハスラーがいいなと思ったのは、ワゴンRと比べても静かだったこと。静かさに少し飢えていたかもしれない。

良かったことは書ききれない。今までたくさん書いてきたから改めて書くこともないと思う。1年間乗って感覚的には燃費は横ばい。私が乗っていたアルトエコはカタログ上では33.0km/L。新型は37.0km/Lだが、体感的に変わった気はしなかった。燃料タンクの容量が増えたので同じような比較ができないのもあるし、そもそも元々良すぎて少々良くなったところでわからない。街乗り平均は気候の良い時なら27〜8。夏場は24〜25。冬は20〜22という感じ。真冬の燃費はたぶんアルトエコと大差なし。けれど、その他の季節では1.5km/Lくらいは良くなっていると思う。もちろん、一般道を遠出すれば平気で30を超える。

最後にアルトのリセールバリューは一般的ながら「X」はけっこう厳しかった。新車価格が113万円。確かに一般論で考えたらワゴンRにする。前のアルトエコは元々価格が安かったため、下取りいいなぁと思ったが、今回は少しがっかり。需要期のためなんとか希望の最低ラインにはしてもらったものの、本音を言えばもう少しあると思っていた。ただ、1年と2年の差は大きい。車は1年で一気に下落して、そこからはゆるやかに落ちていく。軽なら顕著。普通は1年で変えたりしないので、何を買ったって大損でございます。けれど、もしもこれからアルトを買う人には、「X」の魅力は十分にあると伝えたい。そもそもターボは必要ない。そのくらい満足の行く走りだし、装備充実で15インチ+スタビライザー付の足回りは本当にいい。3〜5年乗るなら十分元が取れる。ただ、とにかく距離を走る人や新し物好きの人で買い替えサイクルが早い人などは、ベーシックな「L」か、もうちょっと足して「ターボRS」にした方がいいかもしれない。特にターボかワークスは3年〜5年経ってもけっこうなお値段で販売されることだろう。そういう意味ではデビューから2年経っても100万円切る車体がほとんどないハスラー。今度は安心して乗れるかもしれない。
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